安倍首相、辞任へ

7年半も首相をやったが、日本国憲法のてにおはも変えられず。
きっと、1945年に玉音放送を聴いた日本人は、いまの私が感じている10000倍くらいの疲労感とか脱力感を感じていたに違いない。
ひとつの時代が終わったという脱力感だ。
歴史は進む。
7年半も首相をやったので、国益という観点から評価できる点もそうでない点もある。
評価できるのは、みんなそう言ってるが「外交」だ。
安倍首相は、戦後はじめて韓国に報復した首相である。
(と、同時に韓国に慰安婦合意10億円を支払った人でもあるのだが)
日韓関係だけではなく、安倍首相は外交センスはあったように思う。
評価できない点もいろいろあるが、個人的に一番「大失敗だから責任とれよ」と思うのは、中央銀行の独立性を骨抜きにした点である。
今やだれも口にしないインフレターゲット政策なるものを持ち出し、三本の矢といって、鳴り物入りで開始された異次元緩和であったが、識者の予言どおり失敗に終わり、クルーグマンは涙目で敗北宣言を出し、日銀はマイナス物価(=デフレ)を宣言せざるを得なくなった。
日本人が過去に積み立てていた年金掛け金をごそっと米国の超富裕層に貢いだだけの量的緩和であったが、株価を維持するために日銀がETFを買いあさり続け、その結果、日本の大企業のほとんどの筆頭株主は日本政府になってしまう。
つまり安倍政権により日本は実質的に資本主義というより社会主義化が進んだのだった。
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