レビュアーのフィードバックを参考にしない翻訳者

翻訳者はレビュアーからきたフィードバックを熟読して、次回に生かさなければならない…という空気が強い。
レビュアーにもいろいろいて「自分の評価を上げるために、不必要な修正を大量行う」人からきたフィードバックは原則、無視している。
レビュアー界隈も競争だから、翻訳会社やクライアントの受けを狙って、とにかく大量にミスを修正したほうが良いと考える人が一定数存在する。
大体、翻訳者にとって益になるフィードバックとは、自分よりも明らかに格が上のレビュアーによるものだけである。
翻訳学校の課題添削者は、生徒より上の人間である。
また、翻訳者に対する侮辱や罵倒のようなフィードバックも散見される。
しかし、翻訳業界は競争社会である。
英語⇔日本語翻訳も厳しいが、ドイツ語も似たようなものらしい。
昔、多言語翻訳の英語のパートだけ受けたことがあるのだが、その時のレビュアーが修正したミスの数が、各言語ごとに一覧表になっていて、英語も多いがドイツ語はもっと多かった。
厳しい競争により磨かれる芸もあるが、翻訳業界の場合は不要な修正が3倍増になるだけである。
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